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今年(2006年)国家 I 種法律職を受けましたが、2次試験で落ちてしまいました。開示請求したので成績はわかってはいるのですが、来年の2次合格のためのポイントをぜひ教えてください。 |
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端的に総合力がポイントです。 第1に、1次試験で高得点をすることが重要です。2006年に渡辺ゼミで報告のあった1次合格者66人のうち2次落ちしたのは12人ですが、68点以上(1次最低点63点プラス5点以上)の37人のうち2次落ちしたのはわずか3人でした(なお72点以上の22人は全員合格しています。71点の7人のうち2人は2次落ちしていますが、原因は総合試験での足切りでした)。 第2に、2次専門試験においては今年(2006年)のように予想外の問題が出題されることもあるので、典型論点以外の知識・論点もちゃんと押さえておく必要があります。報告のあった2次落ちの12人のゼミ生のうち、 I 期のみ受講のゼミ生1人、 II 期から受講のゼミ生が7人と過半数を占めています。渡辺ゼミを受講する場合はぜひ I 期・ II 期を通じて参加してください。 第3に、面接対策も重要です。現在手元にある東京のゼミ生だけのデータですが、人事院面接対策の面接で私がA評価をつけた1人とB評価をつけた3人はすべて最終合格し内定(外務省2人・警察庁1人・文部科学省1人)を得ています。他方、私がC△(D評価とE評価を含む)をつけた12人のうち何と6人も官庁訪問をする以前の2次試験(人事院面接が主たる原因)で落ちています。またC△の2次合格者6人のうち内定を得たのはわずか2人(経済産業省1人・国土交通省1人)です。C△で2次合格した6人のうち1人は面接カードの再チェック、もう1人は面接のやり直しをしている(C評価にアップ)ので、1回の面接指導だけで2次合格に至った人は12人中4人、そのうち内定に至った人はわずか1人ということになります。C△以下の評価の人は模擬面接をぜひ2回以上受けてください。 (渡辺)
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